5大栄養素の影で見落としがちな酵素の力(NO1)
もし、酵素の働きがなければ人はもちろん動物も生きていくことはできません。
5大栄養素の影で見落としがちな酵素の力(NO1)
酵素とは
戦後、食生活の向上が著しい中で3大栄養素から、5大栄養素に拡大された食事情に見落としてはいけないものがあります。
ビタミン、ミネラルよりも生命を維持する上でもっとも大切なものがあります。
それは、酵素の力です。
酵素は、食べ物を消化する働きだけではなく呼吸をしたり、筋肉を動かしたりと生命活動を維持するキーポイント
なのです。
もし、酵素の働きがなければ人はもちろん動物も生きていくことはできません。
ビタミンと協働する酵素
現代は、テレビのコマーシャルなどで、ビタミンの効用をアピールすることが増えたためサプリメントを
服用する人が多くなりました。
でも、いまひとつ体調がすっきりしないと言う方も少なくありません。
この原因は実は酵素にあるのです。いかにビタミンやミネラルを摂っても、酵素が体内になければ
うまく働けないのです。
酵素の構造は簡単にいうと、ミネラルの周りにたんぱく質が巻きついた格好です。中心になるミネラルの
種類や巻き付き方によって、約3000種類の酵素があります。
ただし、酵素は一人一役で何通りも役目を持っていません。
例えば、消化酵素の”唾液”アミラーゼはでんぷんを分解する酵素で、たんぱく質を分解することはできません。
たんぱく質を分解できる酵素はプロアテーゼという酵素です。
酵素はたんぱく質が構成物質ですから、熱に弱いと言う特徴があります。例えば卵を例にとると、
常温では白身の部分は透明でとろとろしていますが、熱を加えると白く固まります。
同じように、酵素も熱を加えると変性して酵素ではなくなります。酵素が耐えられる上限温度は50~70度c
と言われます。
酵素を含む食べ物
結論を言いますと、加熱した食べ物には酵素はないということです。酵素は生野菜や生の魚、果物などに含まれています。
そう考えると、普段の食事をどうアレンジするかは、お分かり頂けるのではないでしょうか。
加熱した食べ物だけでは、酵素は補えないということですね。
しかし、中には焼き魚に大根おろしを添えることがあります。これは、大根おろしが酵素の働きをしているのです。
次回は、酵素のいろいろな働きについて考えて見ます。
最後までお読み頂きありがとうございます。